セキュリティコンサルタントの日誌から

セキュリティに関するエッセイなど

BSides Tokyoが開かれるらしい

LinkedInのブログでたまたま見つけましたが、BSides Tokyoが開かれるらしいです。

www.linkedin.com

bsides.tokyo

BSidesシリーズとは?

米国から始まった(?)セキュリティカンファレンスシリーズ群で、各地の発起人が確か一定の条件を満たせば、BSidesという名前を付けて開けるカンファレンスです。(違っていたらすいません...)

米国にいた頃、BSides Charm、BSides Boston、BSidesLV、BSides DC、BSides Philadelphiaなど東海岸を中心に色々と参加していました。個人的に旅行次いでにバスで乗り継いでいったので思い出深いカンファレンス群です。

米国の特徴とすると、以下の通りだと思います。

特徴1:安価な参加費

参加費が非常に安価であるという特徴があります。大体無料から高くても30ドルぐらい(BSides LVだけは別格で150ドルとかですがBlack Hatと比べれば全然安いです。)なので、非常に参加しやすい特徴があります。

特に有名企業や政府機関がスポンサーに入っている場合、参加バッジやSwag(参加記念品)も豪華で、昼食もサポートされたりします。

特徴2:幅広いコンテンツ

講演は、正直開催される場所や知名度にも大きく依存します。但し、意外と小さいカンファレンスだと、あまりメジャーでない内容でも面白いものも多く、研究活動などをしていると結構参考になるセッションも多い印象があります。

また、講演ではなくトレーニングやCTFに参加することも可能です。BSides DCに行ったときは、Broというツールのトレーニングを受けて非常に勉強になりました。

トレーナーもお金儲けというよりは、コミュニティへの貢献、それに伴うプレゼンスの向上などお金以外のメリットが働きます(米国の流動的な就活市場ではそういったコミュニティへの貢献なども大きな要素となるため)。きちんとインセンティブが働く形になっているため、かなり質の高い講義が受けられた記憶があります。

BSides Tokyoについて

BSides Tokyoも無料らしいです。

日本で開かれるセキュリティ・カンファレンスといえば、AV TokyoやCode Blueなどが有名ですが、ぜひ盛り上がってほしいですね。